2016年10月
今日は、木曜なので出荷日。
旬のショウガやズイキ
サトイモ、レタス
エンダイブ、
カブの間引き菜、ルッコラ、ニンジン、大根と量は少ないながらも種類は豊富です。
ニンジンやカブ、大根の間引き菜なんて通常スーパーでは出回りませんが、有機農業は、間引き菜から董立ちした菜花まで出荷するのが醍醐味です。
ニンジンの葉は、生のままみじん切りにしてチヂミにいれるとニンジン葉の風味も味わえて子供も喜んで食べてくれる絶品料理に。
カブや大根の間引き菜は、さっと湯掻いてお浸しや塩もみして菜っ葉ご飯にするのがおすすめ。
ズイキは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、唐の芋というサトイモの茎です。
出汁で甘辛く炊くと本当に美味しくて我が家では子供が大好きな料理です。
先日、作った簡単なレシピを載せますね~*
是非作ってみてください。
ズイキが手に入らない方は、11月2日の御結び市と11月3日のてんこもり市、11月6日の鶴居サツマイモ収穫祭に持って行くので手に入れてくださいね。
ズイキは、昔から古い血を洗うと言われ、産後に食べると疲労回復によいそうです。
また、アントシアニンが豊富で目の疲れや食物繊維が多いので腸内環境を整えてくれますよ。
*ズイキと揚げさんの炊いたん*
<材料>
ズイキ 400g
豚肉 50g(お揚げさん 2枚)
ショウガ ひとかけ
※だし汁 500ml
※醤油 おおさじ3
※キビ砂糖 おおさじ3
※みりん おおさじ3
1.ズイキは、ピーラーで皮を剥き、5分茹でてあくをとる。
2.鍋に油をひき豚肉を炒めて火が通れば※の調味料を入れ、ズイキを入れて15分落し蓋をして炊く。
3.ショウガを千切りして盛り付けたら完成。
お好みで卵とじにしても美味しいです。
牛尾 祐美子
たんじゅんの勉強会に参加させていただきました。
炭素循環農法と名前だけは聞いたことがありましたが、
実際どのようにやるかなど詳しいことは何も知らずに
話を聞いたので目からうろこでした。...
初めは、のりふと農園の圃場を見学。
みんなでのりふとさんの畑の土の感触をみたりにおいを嗅いだり。
のりふとさんの畑の土は、山の土の落ち葉や枯れ草が交じり合ったような香りがしました。
しかも一切肥料は入れていないのにとっても立派なしょうがが出来ていました。
みっちが言うにはしょうがは肥料分をたくさん必要とする野菜だとか。
今までの農業の知識をひっくり返す農法に本当に驚きました。
「野菜は、肥料で育っているわけじゃなくて微生物が野菜を育てている。
何も難しいことはしていない。ただ地球は人間が生きていくために出来ていてその仕組みをそのままマネすればいいだけなんだと。」
静岡県から来られていたたんじゅんのスペシャリストの城さんはおっしゃっていました。
その後、牛尾農場の圃場を見学しながら野菜の試食をしたり、
コレサさんで高橋農園さんが作ってくださった野菜のプレートを試食。
塩を一切使わずに野菜のうまみを引き出すために
ボイルしたり、ソテーしたり、生のままでいただきました。
本当にちょっとしたプレートでしたが
ゆっくり味わうととても美味しくとても満たされました。
そのあと城さんによる座談会。
見えない世界を仮説を立てて
だんだん見えるかのようにわかりやすく説明してくださり
なぜ、無肥料で野菜が育つのかなぜ害虫が来ないのか雑草が生えにくいのかを
詳しく教えてくださりとても面白かったです。
みなさんの話を聞く表情がなんとも豊かで楽しそうでした。
とても勉強になった一日でした。
わたしもたんじゅんでやってみたいと思いました。
牛尾 祐美子
先週の土曜日から牛尾農場にインドネシアからのPHD研修生が来ています。
毎年1年に一度の恒例です。
私は、密かにPHDの研修生を楽しみにしています。
私が牛尾農場に嫁に来てから7年が経ちますが
今年は、初めての女性研修生!
名前は、リンダさん
21歳で2歳になる息子を母国に残したまま
1年間保育や洋裁、農業の勉強をしに日本に来ています。
今年の4月に日本語の勉強を始めて色んな所へホームステイをしながら専門的な勉強をします。
リンダさんは、簡単な日常会話なら上手に話すことが出来ます。
日本に来たばかりの時は、インドネシアに帰りたくて仕方なかったけど
今は、日本語も喋れて楽しくなってきたと笑顔で教えてくれました。
インドネシアは、一年中暖かいので今もうすでに朝晩寒いと言って
雪を見たことがないので見てみたーいと嬉しそうに話していました。
野菜が大好きだそうで美味しい野菜を作ったらいっぱい食べれるし、
販売も出来るので農業の勉強を頑張りたいと言っていました。
とっても元気で笑顔が素敵なリンダさん。
本当にすごい行動力だなとしみじみ感じました。
今日は、出荷日。
野菜が秋の野菜に変わってきました。
レタス、
大根、
ニンジン、
カブ。
とってもみずみずしくて美味しそうです。
明日は、のりふと農園主催の農園めぐりの勉強会があります。
美味しい料理に色んな方との交流。
人見知りですが、やっぱり楽しみです*
牛尾祐美子
今日は、台風一過で久しぶりの晴天。
風が一気に秋の爽やかさでした。
今日は、出荷の準備で大忙し。
本当にここ最近天気が悪く、思うように作業が進んでいません。
秋冬野菜が心配です。
今日から枝豆の出荷が始まりました。
きっとみなさんご存じだとは思いますが、
枝豆とは、未成熟で青いうちの大豆を収穫したものです。
牛尾農場で出荷している枝豆の品種は、青大豆です。
今日は、大豆の種類について色々お義父さんに教えてもらいました。
写真の上、緑色の大豆が青大豆。
これは、およそ20年前に旧加美町(多可町加美区)にある
製粉場の大江調三さんからもらった種だそう。
あまりにも綺麗な色の青大豆に当時驚いたそうです。
茹でるとさらに綺麗な色になって甘くて美味しい大豆です。
今年は、例年に比べて日照不足で少し甘みが少なかったです。
時計回りに右隣が黒豆。
これは丹波黒の黒豆。
その隣が小粒大豆。
この小粒大豆は、およそ30年前に北近畿若い百姓の集会で
誰かが持ってきていたものをいただいたんだそう。
この小粒大豆は、虫食いがほとんどなく不思議なことに
カメムシがあまり食べに来ないそう。
納豆にすると美味しいんやと教えてくれました。
その隣が小豆。
その隣が極大粒大豆です。
これは、お義父さんがわかりやすくするために付けた名前ですが、
20年前に福崎町の農家岡田さんから分けて頂いた大豆だそう。
水につけて炊いたらごっつい大きくなって柔らかくて美味しい豆だそう。
他にも色んな種類の大豆にも挑戦してきたそうですが、
全部出来ないので気に入っている美味しい大豆だけを
自家採取して作り続けています。
お義父さんが今まで大切に育てて来られた
貴重な種を次の世代にも繋いでいきたいと感じました。
牛尾 祐美子