すっかり秋めいてきましたね。

この雨でまたひとつ季節が進むのでしょう。

最近は多方面からの視察や見学の依頼なんかが多く、就農希望の方の研修希望や見学希望なんかの問合わせなども多く、なにかと来るもの拒まずと受け入れていますので、バタバタと慌ただく過ごしております。


今日は淡路からの研修生夫婦。

今年春から月に1、2度、淡路から遠路はるばる研修に来てくれています。

片道2時間以上、交通費もそれなりにかかります。

淡路で平飼い養鶏と野菜の有畜複合経営での就農を目指し奮闘しているようです。

これまで様々な個性豊かな面々と接してきましたが、その中でも群を抜いて向上心があり、センスもあり、将来が楽しみな二人です。

新規で養鶏というのはなかなかハードルの高い分野です。

移住して新規就農というだけでも難しいことなのに、養鶏か!!と思ってしまいます。

けど、親の事業を引き継いだ2代目の世襲農家としては、ひどく羨ましく、軽い嫉妬さえ覚えます。

新規就農への漠然とした憧れ、農家の跡取りあるある、かと思っています。

私は、有機農業はパンクだ!という精神で安定を捨て(ま、大して安定はしてなかったんですが)、就農したので、今のある程度の安定を''停滞''というふうにネガティブにとらえてしまいます。

何かあたらしい風を求めて、ふらふらとしている今日このごろです。



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今日はいつもと違う条件の圃場での研修でした。

研修といってもうちでは実際の作業をしてもらいながらの実地研修という形です。

その中でも、単なる無償労働で終わってしまわないよう、毎回必ず何かを習得してももらえるよう、作業内容も工夫しています。

今後も就農希望者からの問い合わせはあるでしょう。

みな多種多様でしょうから、それぞれの個性に応じた、研修の機会、アドバイスを与えていければと。

うちは先駆者、既得権益者とし、てどういう形でそういった需要にこたえていけるか、考えていかねばと思っています。